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今回はこの夏の限定商品「宇治抹茶のかき氷」のご紹介です。
丸宗の宇治抹茶
濃厚で香り高く、ほろ苦い味わいの京都府産宇治抹茶を使用した「宇治抹茶のかき氷」。
宇治抹茶は京都宇治の老舗『丸宗』様のものをご提供いただいております。
「抹茶といえば宇治」と言われるように、京都府は全国の碾茶(抹茶の原料)生産量の約50%を占め、特に高品質・高級抹茶においては圧倒的なシェアを誇ります。
その中でも丸宗は天明元年(1781年)の創業以来、2百年以上にわたり、茶の栽培から製造工程までを経験し、宇治茶問屋として品質鑑定を育み、現在まで研鑽を続けてきた歴史ある茶問屋。
現在当主、八代目の入江宗輔氏は、全国に2名しかいない宇治茶師口切茶師として、毎年10月17日に京都平安神宮で行われる茶壺口切の儀式を行い、奉納をしておられます。
そんな丸宗の宇治抹茶を今回もご提供していただきました。
抹茶へのこだわり
抹茶とは碾茶(てんちゃ)と呼ばれるお茶で、新芽の育成期間中に覆いをかぶせ、日光を遮って 育てたものを茶臼で細かく挽いたお茶です。
日光を遮ることで、深くまろやかな甘み・旨みと、豊かで奥行のある香りが生まれます。 (通常よく飲まれる煎茶は、覆いをせず日光をたっぷりと浴びることで、甘味・旨味・苦味・渋味の バランスが良いお茶となります。)
抹茶は、お茶の中でも茶葉をすりつぶして粉にしていただくため、茶葉に含まれる豊富で良質な栄養素をまるごと取り入れることができます。
丸宗では原料の選別から仕上げ加工、合組(ブレンド)、石臼での挽き上げまでを自社で一貫して行い、味・品質など高く評価されています。
抹茶を引き立たせるトッピング
シャリシャリした冷たい氷にかけられた宇治抹茶の蜜。
その上に盛り付けられるのは、抹茶との相性を考えた3品です。
ひとつは乳脂肪分約14%の濃厚リッチなバニラアイス。
次にもちもちの食感、つるんとしたのど越しの白玉だんご。
最後に北海道産朱鞠(しゅまり)小豆を使用したゆであずきをかけます。
毎年かき氷を提供させていただいておりますが、今回はお客様のご要望にお応えしてテイクアウトカップでのご提供となりました。
暑い夏の日、シャリシャリと冷たいかき氷をどうぞお召し上がりください。
※一緒に写っている「黒焙じ茶のかき氷」の詳細はこちらから。
公式サイトの商品情報はこちらから。
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